変数に格納した文字列の長さを調べるには Length プロパティを利用します。それは実際にやってみましょう。
$a という変数に文字列「win2012r2.com」を格納し Length プロパティで長さを確認してみます。
#変数に値を格納する
PS> $a = "win2012r2.com"
PS>
#変数の長さを確認する
PS> $a.Length
13
文字列の長さは13であることがわかりました。
次に「.」と「com」の間にスペースをひとつ入れてみましょう。
#変数に値を格納する
PS> $b = "win2012r2. com"
PS>
#変数の長さを確認する
PS> $b.Length
14
スペースも1文字としてカウントされていることがわかります。
数値の場合はどうでしょうか。
#変数に値を格納する
PS> $c = 1234
PS>
#変数の長さを確認する
PS> $c.Length
1
数値は文字列ではないので、カウントできません。試しにデータ型を確認してみましょう。
※参考:【GetType】PowerShell の変数のデータ型を確認する
#変数のデータ型を確認する
PS> Write-Host $c.GetType()
System.Int32
データ型は「System.Int32」であることがわかります。
#変数のデータ型を確認する
PS> Write-Host $c.GetType()
System.Int32
$c の文字数を数えるには1度データ型を「System.String」に変換する必要があります。
※参考:【PowerShell】変数のデータ型を変換する
#変数のデータ型を変換する
PS> $c = $c -as [System.String]
PS>
改めてデータ型を確認すると「System.String」になっていることがわかります。
#変数のデータ型を確認する
PS> Write-Host $c.GetType()
System.String
それでは $c の長さををもう一度確認してみましょう。
#変数のデータ型を確認する
PS> $c.Length
4
以上。
PowerShell に関しては下記の本をお勧めしておきます。プログラミング初心者向けに丁寧に解説されています。2015年に出版された本ですが、PowerShell の基本的なコマンドはかわらないので何の問題もありません。
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