リモートデスクトップのネットワークレベル認証(NLA)とは、接続元のクライアントと接続先のサーバのセッションが確立する前に資格情報の確認をする認証方式です。以下の記事も合わせてご参照いただけるとより理解が深まると思います。
※参考:ドメイン環境下のRDPネットワークレベル認証を理解する
![NLA(ネットワークレベル認証)](http://win2012r2.com/win2012r2/wp-content/uploads/2019/02/rdp_password_003.png)
NLAを利用する場合と利用しない場合では、資格情報(ユーザ名とパスワード)を求めれられるタイミングが違います。
以下に具体例で動作の違いを説明します。
NLAを利用しない接続が行われる場合の動作
1.クライアントからサーバにRDP接続すると、以下の画面が表示されます。
![このリモートコンピュータのIDを識別できません。接続しますか?](http://win2012r2.com/win2012r2/wp-content/uploads/2019/02/nla_disabled_006.png)
2. クライアントとサーバのRDP接続が確立され、資格情報の入力が求められます。
![リモートデスクトップ接続](http://win2012r2.com/win2012r2/wp-content/uploads/2019/02/rdp_nla_001.png)
NLAが利用される接続が行われる場合の動作
1.クライアントからサーバにRDP接続するとまず、資格情報が求められます。
![](http://win2012r2.com/win2012r2/wp-content/uploads/2020/08/rdp_nla_002.png)
2. その後、RDPセッションの接続が確立されます。
![](http://win2012r2.com/win2012r2/wp-content/uploads/2019/02/rdp_nla_003.png)
コメント