Windows Server の OSボリュームライセンスにはMAK (Multiple Activation Key) と KMS (Key Management Service)の2つの種類があります。本稿では2つのライセンス認証方式の違いと、どのライセンス形態が使われているか確認する方法を説明したいと思います。
KMSとMAKのライセンス認証方式の違い
MAKの場合
- 個々のサーバーがマイクロソフトに対してライセンス認証する
- 一度認証されると再認証は不要
- サーバー導入時に毎回ライセンス認証が必要
KMSの場合
- KMSホストが代表してマイクロソフトに対してライセンス認証する
- KMSホストは一度認証されると再認証は不要
- 個々のサーバー(KMSクライアント)はKMSホストに対してライセンス認証する
- サーバー(KMSクライアント)は180日ごとに再認証が必要
- サーバー(KMSクライアント)導入時にライセンスキーは不要
どちらのライセンス形態で認証されているか確認する方式
MAKの場合
Powershellで確認すると以下のような結果になります。「VOLUME_MAK channel 」と表示されMAK方式でライセンスされていることが確認できます。
※参考:「PowerShell」の開き方
KMS の場合
Powershellで確認すると以下のような結果になります。「VOLUME_KMSCLIEN channel 」と表示されKMS方式でライセンスされていることが確認できます。
KMS の場合は一度認証に成功するとライセンスの有効期間は180日間になります。ちなみに、KSMホストに接続できる場合は7日(10080分)ごとに再認証され有効期限が更新されるので、KMホストに接続できる限りライセンスの有効期限は170日以上残っている状態が保たれます。
以上。
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