本記事では、Windows のコアを学べる本を紹介したいと思います。
ここで紹介する本は高くて数千円なので、将来のエンジニアの単価を考えると本の代金はタダみたいなものです。得に技術で食べていきたい、フリーランスエンジニアになって腕一本で稼ぎたいと考えている人は必読です。
1. 根本から知って使いたい! いまどきパソコン&Windows10はこんなふうにできている
初心者脱却。新人エンジニアはまずはこれ。
Windows 10 とタイトルにありますが、メモリやCPUの基礎的は話から、ファイルの話まで基礎的な内容がわかりやすい図と文章で解説されています。まずはこの本を読んで初心者脱却を脱却しましょう。 この本に書いている内容をちゃんと理解すれば、Windowsの知識については上位 60%に入ります。
2. 絵で見てわかるWindowsインフラの仕組み
初級者にはオススメしません。確実に途中で読まなくなります。
Windows をエンジニアとして業務である程度使ってきて、知識の穴を埋めたい人におすすめする本です。Windowsのインフラをイラストを使って解説しています。初級者向けの本に見えますが、コアの部分まで記述されており、中々難しいです。自分が興味を持てる部分から読み進めるるといいでしょう。この本に書いている内容をちゃんと理解すれば、Windowsの知識については上位 10%に入ります。
3. Windowsはなぜ動くのか
上級者向けです。90パーセント以上の人は途中で挫折します。
2002年に出版された古い本ですが、18年たった今でももかなり使えます。Windows OSの仕組みについてかなりコアな部分解説しています。解説は丁寧なのですが、扱っている内容がコア過ぎるので、多くの人にとって読み進めるのは困難です。この本をちゃんと理解できれば、他のエンジニアが解決できない根深い問題も解決できるようになるはずです。エンジニアの上位 3%に入ることができるでしょう。
番外. 闘うプログラマー[新装版]ビル・ゲイツの野望を担った男達
ノンフィクションの名作。Windows の知識も身につく。
伝説のプログラマー デビッド・カトラーを中心としたチームがWindows NTを開発するプロジェクトの模様を描いたドキュメンタリー。技術的な用語についてもわかりやすく解説されている。例えばOS(オペレーティング・システム)についてはアナロジーをつかって、下記のように説明されている。
1900 年代初めのイギリスの裕福な家を思い浮かべるとよい。コンピューター(ハードウェア)に当たるのが大きな邸宅で、家族の住居だ。家には、配管や配線、さまざまな建材、窓とドアなど、各種の物が使われ、加工されている。
闘うプログラマー ビル・ゲイツの野望を担った男達
ソフトウェアにあたるのが、そこで暮らす人たちだ。1階で暮らす使用人は、あらゆる用事をこなしている。執事はドアのところに立ち、運転手は自動車を洗い、女中はアイロンをかけ、コックは食事の支度をしたりケーキを焼き、庭師は芝生に落ちた葉を掃除する。そしてこれらの作業は、そこれぞれ勝手に行われているように見えるが、使用人頭が調整をしている。こうした生活をしている一階の住人は、ある意味で裏方の存在である。
次に、二階の家族について考えてみよう。一階の使用人がはたらいているのは、すべて、二階の家族のためだ。夫が運転手をほしがるのは、自己満足のためではなく、外出のときに必要だからだ。妻がコックを雇っているので、家族はおいしい食事が食べられる。子供たちは、庭師が庭を掃除しているので、外で安全に遊ぶことができる。
二階の家族と、一階の忠実な使用人の違いを考えるとソフトウェアの世界の二つの領域がよくわかる。二階の住人にあたるのが、アプリケーション、つまり、ワープロ、表計算、データベース、DTPなど、人間の要求と希望を満たすさまざまなソフトだ。一階の住人にあたるのが、オペレーティング・システムだ。いろいろなサービスを提供しており、自動的に行われるものも、特別な命令が必要なものもある。これらのサービスが暮らしやすい生活環境をつくっている。
番外. Fire HD タブレット 10.1インチHDディスプレイ
A4サイズの専門書もストレスなく読める、リーズナブルなタブレット。
専門書はスマホやキンドルで読みづらいため、紙の本を買う人が多いと思います。専門書は一度読んでも手元においておきたいものですが、サイズも大きくかさばります。Fire HD タブレットを使えばかさばることなく、何冊も手元においておけます。画面も大きいので固定レイアウトのA4サイズの専門書もストレスなく読むことができます。
以上。
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