PowerShell 配列の基礎

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配列とは複数のデータを格納できる変数のことです。例えば a という配列は次のようなイメージになります。ひとつの変数がいくつかの部屋に分割されているようなイメージです。それぞれの部屋にデータを格納することができます。各部屋に番号が付与されていますが [0] から始まることに注意してください。なお、この [0] とか [1] のことを添字と呼びます。インデックスとも呼ばれます。

では実際に配列を作成してみましょう。配列を作成するときには変数と同じように先頭に$をつけます。

書式

$<配列名> = <データ1>, <データ2>, ….. <データn>

ここでは「fruits」という配列を作成してみます。

PS> $fruits = "みかん", "りんご", "ばなな"

作成された配列は次のようになっています。「みかん」や「りんご」などの配列に格納された個々のデータは要素と呼ばれます。

それでは次に配列からデータを取り出してみましょう。$fruits と入力することで全ての要素を取り出すことができます。

PS> $fruits
みかん
りんご
ばなな

Write-Host コマンドコマンドを使うことでも要素を取り出すことができます。

PS> $fruits
みかん
りんご
ばなな

今度はすべてのデータではなく、特定の要素を取り出してみましょう。$fruits[1] という形で添字を指定することで、特定のデータを要素を取り出すことができます。

PS> $fruits[1]
りんご

同様に Write-Host コマンドでも要素を取り出すことができます。

PS> Write-Host $fruits[1]
りんご

以上。

PowerShell に関しては下記の本をお勧めしておきます。プログラミング初心者向けに丁寧に解説されています。2015年に出版された本ですが、PowerShell の基本的なコマンドはかわらないので何の問題もありません。

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