物理サーバを利用している環境で、ボリュームを利用中のディスクサイズ以上に拡張したい場合は、スパンディスクにする必要があります。
1. スパンディスクのデメリット
スパンディスクには下記のデメリットがあります。
- ディスクの種類がベーシックから、ダイナミックに変換される
- 耐障害性が低下する
ダイナミックをサポートしていない機能やアプリケーションがあるため(例:BitLocker)注意が必要です。またスパンディスクを構成する物理ディスクが故障すると、スパンディスク全体の故障につながるため耐障害性は低下します。
2. スパンディスクの構成手順
1.「ディスクの管理」を開く。
※参考:「ディスクの管理」の開き方
2. 拡張したいボリュームを右クリックし「ボリュームの拡張」を選択する。
ボリュームが拡張され、レイアウトがスパン、種類がダイナミックになり容量が増加していることが確認できます。
3. スパンディスクの障害
冒頭でも述べた通り、スパンボリュームを構成するディスクが1本でも故障するとボリューム全体が故障し利用できなくなるため耐障害性は低下します。以下はディスク3が故障した例です。ディスク2が正常でも Eドライブが利用不可となります。
エクスプローラーからも Eドライブが表示されていないのが確認できます。
以上。
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