Windows Server バックアップの古い世代または任意の世代を削除する場合は wbadmin delete backup コマンドを使用します。
1. 主なオプション
wbadmin delete backup コマンドの主なオプションは下記のとおりです。多くの場合下記の4つのオプションを理解すれば十分でしょう。
No. | オプション | 説明 |
---|---|---|
1 | -version | 任意のバックアップを指定して削除します。 |
2 | -deleteOldest | 最も古いバックアップを削除します。 |
3 | -keepVersions | 指定した世代数を残して古いバックアップを削除します。 0 を指定すると全てのバックアップを削除します。 |
4 | -quiet | このオプションを指定すると「削除しますか?」の確認を省略されます。 |
<参考>
マイクロソフト公式サイト:wbadmin delete systemstatebackup
2. 実行例
①バックアップ一覧を取得する
実行例
下記の例では2つのバックアップが存在することがわかります。
②任意のバックアップを削除する
任意のバックアップを削除する場合は「バージョン識別子」を指定します。
※コロン(:)とバージョン識別子の間にスペースを入れないようにしてください。
実行例
下記の例では識別子が 01/02/2022-11:40 のバックアップを削除しています。
③最も古いバックアップを削除する
最も古いバックアップを削除する場合は deleteOldest オプションを指定します。
実行例
④指定した世代数を残して古いバックアップを削除する
指定した世代数を残して古いバックアップを削除したい場合は keepVersions オプションを指定します。
実行例
最新の2世代のバックアップを残して古いバックアップを削除する例です。
⑤すべてのバックアップを削除する
すべてのバックアップを削除したい場合は keepVersions オプションで 0 を指定します。
実行例
以上。
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