PowerShell コマンドレットでファイルやフォルダを作成するには New-Item を使います。
1. New-Item コマンドのオプション
No. | オプション | 説明 |
---|---|---|
1 | -itemType | ・File : ファイルを作成する(デフォルト)。 ・Directory : フォルダを作成する。 |
2 | -Force | すでにファイルが存在する場合は上書きする。 ディレクトリが存在しない場合はディレクトリも作成する。 |
3 | -Value | ファイル作成時に指定した文字列を書き込む。 |
2. New-Item コマンドの実行例
例1. ファイルを作成する
※Item-Type は File がデフォルトであるため省略できます。
※ファイルパスにファイルの拡張子も含めてください。
実行例
C:\temp フォルダ配下に file01 というファイルを作成します。
※ C:\temp フォルダが存在することが前提です。
PS> New-Item C:\temp\file01.txt
ディレクトリ: C:\temp
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a---- 2022/01/16 11:43 0 file01.txt
実行例(フォルダが存在しない場合)
C:\temp2 フォルダ配下に file02 というファイルを作成します。
※Force オプションを指定することで、フォルダも作成されます
PS> New-Item C:\temp2\file01.txt -Force
ディレクトリ: C:\temp2
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a---- 2022/01/27 8:59 0 file01.txt
例2. フォルダを作成する
実行例
C:\temp フォルダ配下に foler01 というフォルダを作成します。
PS> New-Item C:\temp\folder01 -itemType Directory
ディレクトリ: C:\temp
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
d----- 2022/01/16 11:40 folder01
例3. 指定した文字列を含むファイルを作成する
※ファイルパスにファイルの拡張子も含めてください。
実行例
C:\temp フォルダ配下に test.txt というフォルダを作成し Hello World! という文字列を書き込みます。
PS> New-Item C:\temp\test.txt -Value "Hello World!"
ディレクトリ: C:\temp
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a---- 2022/01/16 12:12 12 test.txt
以上。
PowerShell に関しては下記の本をお勧めしておきます。プログラミング初心者向けに丁寧に解説されています。2015年に出版された本ですが、PowerShell の基本的なコマンドはかわらないので何の問題もありません。
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