Select-Object は指定した項目(オブジェクト)を取り出すためのコマンドレットです。単体で使われずに基本的に | (パイプライン) と合わせて使われます。実際にコマンドを実行して動きを確認しましょう。
まずは Get-Service コマンドで W32Time サービスの情報を取得してみましょう。
> Get-Service W32Time
Status Name DisplayName
------ ---- -----------
Stopped W32Time Windows Time
次にここで表示されたコマンドの結果を | (パイプライン) を使って Select-Object に引き渡してみましょう。下の例では Select-Object は 受け取った結果から、Name オブジェクトだけを抜き出して表示しています。
> Get-Service W32Time | Select-Object Name
Name
----
W32Time
複数のオブジェクトを抜き出したい場合はコンマ(,) で区切ります。
> Get-Service W32Time | Select-Object Name, Status
Name Status
---- ------
W32Time Stopped
以上。
PowerShell に関しては下記の本をお勧めしておきます。プログラミング初心者向けに丁寧に解説されています。2015年に出版された本ですが、PowerShell の基本的なコマンドはかわらないので何の問題もありません。
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